せたがやふれあいコンサート第2弾
『せたがやふれあいコンサート 〜オペラってフシギ・・・〜』
2008年6月20日(金)19:00開演 世田谷区民会館

 普段クラシックを聴く機会がない方々にも楽しんでいただけるようにと、昨年よりスタートした「せたがやふれあいコンサート」の第2弾です。
  今回は「オペラ」をテーマに、池辺晋一郎の面白くわかりやすい解説を交え、指揮・ 鈴木織衛、ソプラノ・品田昭子、アルト・菅有実子、テノール・真野郁夫、バリトン・三塚至、演奏・せたがやシンフォニエッタ他といったメンバーでオペラの名曲を2部構成でお贈りします。

 第1部では、池辺音楽監督のお話(進行)で4人の歌手によるオペラアリアを中心に、せたがやシンフォニエッタ(オーケストラ)の伴奏でお聴き頂きます。
 そして第2部では、ソプラノ・松原典子、 バス・金子宏を加え、池辺の解説と共に歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」のハイライトをコンサート形式(舞台装置や道具を使わない演奏会の形)でお贈りします。


出演者プロフィール

池辺晋一郎写真池辺晋一郎いけべしんいちろう(おはなし/構成)
(財)せたがや文化財団 音楽事業部音楽監督、作曲家
 1943年水戸市生まれ。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。池内友次郎、矢代秋雄、三善晃、島岡譲の各氏に師事。

 66年日本音楽コンクール第1位。同年音楽之友社室内楽曲作曲コンクール第1位。68年音楽之友社賞。以後ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞2度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞8度(内、2度最優秀賞)などを受賞。97年NHK交響楽団・有馬賞、02年放送文化賞、04年紫綬褒章を受賞。

 現在東京音楽大学教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂・洋楽監督、全日本合唱連盟顧問、新国立劇場理事、東京交響楽団理事、三井住友海上文化財団理事、東日本鉄道文化財団評議員、放送文化基金評議員、水戸芸術館、紀尾井ホール、横浜みなとみらいホールほかの企画運営委員、アドバイザーなどを務める。

 作品:交響曲No.1〜7,ピアノ協奏曲No.1〜2,チェロ協奏曲、オペラ「死神」「耳なし芳一」をはじめ管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲など多数。 附帯音楽:映画「影武者」「楢山節考」「うなぎ」「瀬戸内少年野球団」「スパイ・ゾルゲ」、TV「八代将軍吉宗」「元禄繚乱」、など多数の映画・ドラマ音楽の他、演劇音楽450本以上を担当。 著書に「音のいい残したもの」「スプラッシュ」「空を見てますか…1〜4」「バッハの音符たち」「モーツァルトの音符たち」等がある。

 NHK-TV「N響アワー」にレギュラー出演中。

 08年4月より(財)せたがや文化財団 音楽事業部アドバイザーから音楽監督に就任。

鈴木織衛写真鈴木織衛すずきおりえ(指揮)
 東京藝術大学指揮科、同大学院卒。在学中よりオペラ団体「二期会」において指揮者、ピアニストとして活動、1993年と1997年の2回、オペラ指揮者としての活動に対し、文化庁より年間奨学金を授与された。

 芸大卒業と同時に、同付属音楽高校教師に就任。10年間芸高オーケストラの指揮者を務めた。 1996年ベルリンでのDeutshes Kammer Orchestra(ドイツ室内管弦楽団)定期演奏会でデビュー。同年、東京フィルハーモニー交響楽団「Fendi Concerto Classico with Jose Carreras」で日本デビュー。 その後、多くの日本のオーケストラに客演指揮している。なかでも、オーケストラアンサンブル金沢においては、2006年より毎年、定期演奏会に出演している。

 2007年よりSMAE(ソニーミュージックエンターテインメント)に所属し、テレビ出演、執筆活動、ポップス、ミュージカル等のアーティストとのコンサート、録音にも多数参加している。 現在、東京藝術大学指揮科講師。

品田昭子写真品田昭子しなだあきこ(ソプラノ)
 国立音楽大学及び同大学院オペラ科修了。二期会オペラスタジオ修了時、優秀賞を受賞。第10回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位入賞。第9回モーツァルトコンクール第3位入賞。第37回日伊声楽コンクール入選。

 オペラでは02年二期会創立50周年記念公演「フィガロの結婚」のバルバリーナ、読売日本交響楽団創立40周年記念アルブレヒト指揮「パルジファル」の花の乙女、04年2月シュトラウス「エジプトのヘレナ」(日本初演)の妖精1で全目出演。05年3月実相寺昭雄演出「魔笛」では急遽夜の女王の代役を務めて好評を博し、同年7月二期会公演「ジャンニ・スキッキ」ではネッラを好演。コンサートでは、マーラー「交響曲4番」、モーツァルト「戴冠ミサ」等のソリストで出演。06年2月には新日本フィル「火刑台のジャンヌ・ダルク」聖処女役にて公演の成功に多大なる貢献を果たした。07年5月には東京文化会館小ホールにてリサイタルを行った。二期会会員。

菅有実子写真菅有実子(かんゆみこ)(アルト)
 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。同声会主催卒業演奏会出演(虎ノ門ホール)。NHK洋楽新人オーディション合格。FM番組出演。 第3回川崎音楽賞コンクール第1位に入賞し、市長賞ほか受賞。また第1回日本声楽コンクールにも入選し、田中路子賞受賞。

 1990年、第26回日伊声楽コンコルソ入選。 同年、東京文化会館推薦音楽会オーディション合格。同会館主催「第九」特別演奏会アルト・ソリストを務める(小泉ひろし指揮・東京文化会館大ホール)。 1992年日本演奏連盟オーディション合格。9月東京文化会館小ホールにてデビューリサイタル開催。 1993年第62回日本音楽コンクール第2位入賞。同年、二期会オペラ劇場「ラインの黄金」(大野和士指揮・東京文化会館大ホール)にフロスヒルデ役にて出演。 その他、ヨハン・セバスチャン・カンマー・コーア・ヨコハマ定期演奏会の10回から18回までのアルト・ソロを歌うほか宗教作品のアルト・ソリストを多く務めている。 これまでに朝倉蒼生、毛利準の各氏に師事。現在、東京都立芸術高等学校講師。二期会会員。

真野郁夫写真真野郁夫まのいくお(テノール)
 武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。疋田生次郎氏、ジャンニ・ヤイヤ氏に師事。 第16回イタリア声楽コンコルソ入選。第29回日伊声楽コンコルソ第2位入賞。 リュブリアーナ国立歌劇場「リゴレット」(マントバ公爵)、 グイド・マリア・グイダ指揮、イタリア国立放送交響楽団「ルチア」(ノルマンノ)、小澤征爾指揮、新日本フィル「魔笛」(僧侶Ⅱ)、チョン・ミョンフン指揮、東京フィル「イドメネオ」(大司教)をはじめ、「カルメン」(ドン・ホセ)、「蝶々夫人」(ピンカートン)など多数のオペラに出演。

 その他では、スカルラッティ「セシーリア・ミサ」、バッハ「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「オラトリオ・メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「交響曲第九番」等に出演。CD「Grazia di Canto」をリリース。 NHK・FM「土曜リサイタル」、ニッポン放送「新日鉄アワー」に出演。 1994年度文化庁芸術インターシップ研修員。藤原歌劇団所属。日伊音楽協会会員。

三塚至写真三塚至みつづかいたる(バリトン)
 中央大学文学部卒。東京藝術大学声楽科卒、同大学院修了。 在学中芸大定期公演で「戦争レクイエム」のソリストをつとめ以来、「第九」「メサイア」「マタイ受難曲」「クリスマスオラトリオ」「カンタータ」「レクイエム」「ミサ曲」等の宗教曲のソリストをつとめる。 オペラでは「フィガロの結婚」伯爵「魔笛」弁者、パパゲーノ「椿姫」ジェルモン「蝶々夫人」シャープレス等の重要な役を演じる。 最近では特に日本(世界)初演作品に意欲的に取り組んでいる。「ハムレット」(トマ)タイトルロール、「王国の一日」(ヴェルディ)タイトルロール、ヴェロニック(メッサージュ)、2005年には「ヴァンパイア」(マルシュナー)タイトルロールなどを予定している。

 また、合唱団、声楽初心者対象のヴォイストレーナーとして日本各地をめぐり指導にあたっている。演出、脚本も手がけ、オ-ケストラ・アンサンブル金沢らと共に創作オペラ、新しい指向の演奏会の構成、出演などもしている。現在、桐友短期大学講師。

◆ せたがやシンフォニエッタ(オーケストラ)
昨年4月に発足した音楽事業部の初コンサ ート「せたがやふれあいコンサート」(去る2007年7月13日(金)実施)の開催のために結成された、プロの演奏家で構成されたオーケストラ。音楽事業部の演奏会を賑わせてくれる力強い仲間です。
公演名 『せたがやふれあいコンサート 〜オペラってフシギ・・・〜』
音楽監督 池辺晋一郎
日時 2008年6月20日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
会場 世田谷区民会館 (世田谷区役所第一庁舎隣)
 東京都世田谷区世田谷4-21-27
 東急世田谷線「松陰神社前」駅、徒歩5分 
地図はこちら
出演者 池辺晋一郎(おはなし/構成)、鈴木織衛(指揮)
品田昭子(ソプラノ)、菅有実子(アルト)
真野郁夫(テノール)、三塚至(バリトン)
松原典子(ソプラノ)、金子宏(バス)
せたがやシンフォニエッタ(オーケストラ)
第1部 ロッシーニ作曲:「セビリアの理髪師」序曲
プッチーニ作曲:「ジャンニ・スキッキ」私のお父さん
ビゼー作曲:「カルメン」ハバネラ
マスカーニ作曲:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
プッチーニ作曲:「トスカ」星は光りぬ
ビゼー作曲:「カルメン」闘牛士の歌
第2部 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」ハイライト(コンサート形式)
フィオルディリージ:品田昭子、ドラベッラ:菅有実子、フェルランド:真野郁夫、グリエルモ:三塚至、デスピーナ:松原典子、ドン・アルフォンソ:金子宏
※以上の演奏曲は、予告なく変更になる場合があります。
入場料 一般:4,000円(大学生以上)
世田谷区民・劇場友の会:3,500円(前売のみ)
子ども:2,000円(小学生〜高校生)未就学児童入場不可
全席指定・消費税込
発売開始日 一般:2008年3月30日(日)
世田谷区民:2008年3月29日(土)
劇場友の会:2008年3月28日(金)
チケット申込 世田谷パブリックシアターチケットセンター
電話:03-5432-1515(10時〜19時、年中無休)
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階
主催 財団法人せたがや文化財団 音楽事業部
後援 世田谷区
協力 (株)世田谷サービス公社、(株)エフエム世田谷
松本記念音楽迎賓館

 

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