66年日本音楽コンクール第1位。同年音楽之友社室内楽曲作曲コンクール第1位。68年音楽之友社賞。以後ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞2度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度（内、3度最優秀賞）などを受賞。97年NHK交響楽団･有馬賞、02年放送文化賞、04年紫綬褒章を受賞。

　現在東京音楽大学教授、東京オペラシティ･ミュージックディレクター、石川県立音楽堂･洋楽監督、横浜みなとみらいホール館長、全日本合唱連盟顧問、新国立劇場理事、東京交響楽団理事、三井住友海上文化財団理事、東日本鉄道文化財団理事、放送文化基金評議員、水戸芸術館、紀尾井ホールほかの企画運営委員、アドバイザーなどを務める。

　作品:交響曲No.1〜7,ピアノ協奏曲No.1〜2,チェロ協奏曲、オペラ「死神」「耳なし芳一」をはじめ管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲など多 数。 附帯音楽:映画「影武者」「楢山節考」「うなぎ」「瀬戸内少年野球団」「スパイ･ゾルゲ」、TV「八代将軍吉宗」「元禄繚乱」、など多数の映画･ドラマ音 楽の他、演劇音楽450本以上を担当。 著書に「音のいい残したもの」「スプラッシュ」「空を見てますか…1〜5」「バッハの音符たち」「モーツァルトの音符たち」等がある。

　08年4月より(財)せたがや文化財団 音楽事業部アドバイザーから音楽監督に就任。

◆ 青柳正規(あおやぎ まさのり) （おはなし）
　1944年大連生まれ。ギリシア･ローマ考古学者。
　1967年東京大学文学部美術史学科卒業。1969〜1972年ローマ大学に留学、古代ローマ美術史･考古学を学ぶ。文学博士。
　東京大学大学院人文社会系研究科･文学部教授、同研究科長、文学部長、同副学長を経て、現在、独立行政法人国立美術館理事長、国立西洋美術館長。
　東京大学名誉教授。2006年紫綬褒章。2007年日本学士院会員。

　ポンペイ「エウローパの舟の家」（1974-78）、シチリアのレアルモンテのローマ時代別荘（1980-86）、タルクィニア近郊のローマ時代の別荘（1992-2003）、ソンマ･ヴェスヴィアーナの所謂「アウグストゥスの別荘」（2002-）の発掘調査にあたる。

　著作に、『エウローパの舟の家』（地中海学会賞）、『古代都市ローマ』（マルコ･ポーロ賞、浜田青陵賞）、『皇帝たちの都ローマ』（毎日出版文化賞）、『トリマルキオの饗宴』、『ポンペイの遺産』（小学館）、『人類文明の黎明と暮れ方』（講談社）、ジュゼッピーナ･チェルッリ･イレッリ氏との共著に『ポンペイの壁画』（岩波書店）、糸井重里氏との共著に『ポンペイに学べ』（朝日出版社）、などがある。

©武藤章

　CD は「白鳥の歌」「水車屋の娘」「詩人の恋」（ナミ･レコード）、日本歌曲集「この道〜ふるさとの歌」（カメラータ･トウキョウ）などリリース。
　現在、横浜国立大学、東京芸術大学などで後進の指導にあたっている。08年12月より山口県「山口ふるさと大使」。

　河野克典ホームページ：http://www.k-kono.com

◆地行美穂(ちぎょう みほ) （ヴァイオリン）
　高松市出身。東京音楽大学を卒業後、給費奨学生として同大学大学院で学び修士課程を修了。ヴァイオリンを福崎至佐子、篠崎巧子、嶋田慶子、大谷康子、海野義雄の各氏に師事。室内楽を苅田雅治、浦川宜也の各氏に師事。
　大学在学中、奨学金を得てモーツァルティウム国際サマ-アカデミーに参加。同級生と結成したQuartet J'adoreのメンバーとして2008年第9回日本アンサンブルコンクールにて最高位、及び全音出版社賞受賞。また同年、大阪国際コンクールにて第2位受賞。
　現在、フリーのアンサンブル奏者として活動する他、アーティストのライブやレコーディングにも精力的に参加し、幅広い音楽性を生かした活動が期待される若手ヴァイオリニスト。