世田谷フィルハーモニー管弦楽団・世田谷区民合唱団
せたがや名曲コンサート
2010年2月7日(日)14:00開演 昭和女子大学人見記念講堂

田中良和写真田中良和(たなか よしかず)(指揮)
 1958年京都に生まれる。指揮を山田一雄、渡邉暁雄の両氏に、ピアノを松浦豊明氏に師事。東京藝術大学指揮科在学中の79年、第14回『東京国際音楽コンクール(民音コンクール)』指揮部門で第1位を受賞し一躍注目を集める。82年にはBBC主催ルパート指揮者コンクール特別賞を受賞。同年、ベルリン放送交響楽団(現 ベルリン・ドイツ交響楽団)を指揮してデビュー。日本でもNHK交響楽団をはじめとする、ほぼ全ての国内プロ・オーケストラに数多く客演して、常に高い評価を得ている。87〜89年関西フィルハーモニー管弦楽団客演指揮者に就任。90年には広島交響楽団の音楽監督・常任指揮者に就任した。2005年には台湾を代表するオーケストラの一つである、台北市立交響楽団から招聘されて定期公演を指揮。楽団の優れた潜在的能力を存分に引き出す好演を行った。07年には上海と南京で上海フィルを指揮。さらに09年には租界時代の1879年以来の歴史と伝統を誇り、今日でも中国のトップオーケストラの一つである上海交響楽団から招かれて、ブルックナー:交響曲第5番(楽団初演)などを指揮して好評を博した。上海には2010年の上海万国博覧会関連公演出演のために訪れる予定である。
 

山田英津子写真山田英津子(やまだ えつこ)(ソプラノ)
 桐朋学園大学、同大学院修了。平成9年度文化庁国内芸術インターンシップ研修員。第13回日本声楽コンクール第1位。奥田良三賞、日本R.シュトラウス協会賞、東京都知事賞をあわせて受賞。第11回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位入賞。モーツァルト『フィガロの結婚』スザンナ役、J.シュトラウス『こうもり』アデーレ役、ウェーバー『魔弾の射手』エンヒェン役等に出演。また「第九」のほか、ヘンデル「メサイヤ」、バッハ「クリスマス・オラトリオ」、ハイドン「天地創造」、モーツァルト「レクイエム」等の宗教曲、さらにR.シュトラウス「4つの最後の歌」等のソリストとしても活躍。ムジカノーバ社からCD「アヴェ・マリア」「マドンナの宝石」等をリリース。数回に渡るイタリア、ニューヨーク遊学により、さらに音楽の深みを増している。横浜音楽文化協会会員、日本演奏連盟会員、二期会会員。
清水華澄写真清水華澄(しみず かすみ)(メゾソプラノ)
 静岡県出身。国立音楽大学声楽科首席卒業、同大学大学院首席修了。新国立劇場オペラ研修所第4期生修了。修了時に武岡賞・NTTドコモ賞受賞。04年より文化庁在外派遣研修員として1年間ボローニャへ留学。第6回カルロス・ゴメス国際コンクール(07年11月、イタリア・トリノ、リヴァルバ)第二位受賞。
 オペラはこれまでに、『魔笛』童子III、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『ジャンニ・スキッキ』ツィータ、『こうもり』オルロフスキー、『アルバート・ヘリング』ビロウズ夫人。留学中にウィーン・バーデン市から招聘され、同市立劇場『こうもり』オルロフスキーに出演、06年に同市100周年記念公演で同役を再び出演。
 新国立劇場では、03年小劇場公演『イタリアのモーツァルト』アルバーテ、チンナ、04年『マクベス』侍女、鑑賞教室『カルメン』メルセデス、こどもオペラ『ジークフリートの冒険〜指輪を取り戻せ!』ラインの娘III、ワルキューレIII。
 東京二期会『仮面舞踏会』ウルリカで二期会デビューを大好評で飾る、09年新国立劇場『ワルキューレ』グリムゲルデでも高い評価を得た。
確かな実力を備え、今後益々の活躍が期待される大型新人である。二期会会員。
児玉和弘写真児玉和弘(こだま かずひろ) (テノール)
 大分県出身。東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修士課程オペラ専攻修了。二期会オペラ研修所第48期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。在学中に東京室内歌劇場第100回記念公演でのサリエリ『ファルスタッフ』(若杉弘指揮、鈴木敬介演出)のフォード役でオペラデビュー。その後、芸大定期オペラ公演『ウィンザーの陽気な女房たち』フェントン役、モーツァルト『皇帝ティートの慈悲』ティート役、東京室内歌劇場公演でのプフィッツナー『クリスマスの妖精』ヨッヘン役、吉川和夫『金壺親父恋達引』行平役、パイジェッロ『セビリアの理髪師』市検長役、びわ湖ホールでのヴ『シチリア島の夕べの祈り』テバルド役、『十字軍のロンバルディア人』修道院長役およびオロンテ役カヴァーキャスト、『海賊』奴隷役および宦官役、トヨタコミュニティーコンサート『メリーウィドウ』サンブリオッシュ役で出演。06年2月二期会『ラ・ボエーム』でパルピニョールを演じ、好評を博したことは記憶に新しい。その他、メンデルスゾーン「エリア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」等に出演。2007年2月には東京二期会『ダフネ』(新制作・日本初演)、6月『ナクソス島のアリアドネ』ブリゲッラにも出演し、精彩溢れる演唱で好評を博している。また二期会オペラ制作の現場では06年2月『ラ・ボエーム』ロドルフォ役、4月『皇帝ティトの慈悲』ティト役のアンダースタディを務めるなど、研鑽を積み今後の活躍が期待されている。ニ期会会員。
友清崇写真友清崇(ともきよ たかし) (バリトン)
 埼玉県出身。桐朋学園大学声楽科卒業、同大学院研究科修了。二期会オペラ研修所第45期マスタークラス修了、修了時に優秀賞および奨励賞を受賞。
 平成15年度文化庁新進芸術家国内研修員。ウィーン国立音楽大学大学研究過程声楽科を修了。加賀清孝、木村俊光、ラルフ・デーリングの各氏に師事。
 2008年、第7回藤沢オペラコンクール第2位。
 主なオペラ出演として、NHK交響楽団にて、ダラピッコラ「囚われ人」の司祭、新国立劇場にて、ガッツァニーガ『ドン・ジョヴァンニ』のランテルナ、ヴェルディ『マクベス』の亡霊等に出演し好評を博す。
 また、錦織健プロデュースオペラ公演にて、ロッシーニ『セビリアの理髪師』のフィオレッロ、京王オペレッタフェスタ公演にて、レハール『メリー・ウィドー』のニェーグシュ等に出演。
 その他にも調布市民オペラにて、プッチーニ『ラ・ボエーム』のショナール、桐朋学園大学オペラ公演にて、ブリテン『小さな煙突掃除』のボブ、ロッシーニ『シンデレラ』ダンディーに等に出演。
 ウィーン・フォルクスホーホシューレ公演にて、モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』のタイトル・ロール等にも出演している逸材である。二期会会員。

金川明裕写真金川明裕(かながわ あきひろ) (合唱指導)
 1976年 東京藝術大学音楽学部卒業。1977年スカラシップを受け、渡米。指揮法をR・ショウ、P・クリスチャンセンの二氏に師事。同年10月、サンフランシスコ他で、メンデルスゾーン「讃歌」を指揮しデビュー。帰国後、本格的に指揮活動を開始する。

 オーケストラ付きの声楽曲を得意とし、そのレパートリーは、バロックから現代曲まで幅広い。特に、32名の合唱と古楽器によるJ.S.バッハ「ロ短調ミサ曲」の演奏は、多方面から絶賛された。又、オペラの指揮にも意欲的で、モーツアルト「コジ ファン トゥッテ」、オルフ「賢い女」、ペルコージ「奥様女中」など指揮し、高い評価を得た。
 また、音楽の普及にも積極的に取り組んでおり、「鳴門の第九」特別指揮者、ヨコハマ・コーラスフェスト企画委員等を歴任、殊に、横浜開港祭「ドリーム オブ ハーモニー」編曲・指揮は第16回以来、14年を数えた2009年は開港150年のメイン指揮者として活躍した。

 現在、(社)全日本合唱連盟常務理事、東京都合唱連盟副理事長、世田谷区民合唱団音楽監督、昭和女子大学オープンカレッジ講師。

世田谷フィルハーモニー管弦楽団、世田谷区民合唱団写真

世田谷(せたがや) フィルハーモニー管弦楽団(かんげんがくだん) (管弦楽)
 作曲家、故芥川也寸志氏の「世田谷区民によるアマチュアオーケストラを」という呼びかけに応えて、1989年3月、さまざまな職業の音楽愛好家によって結成。年2回の定期演奏会のほか、世田谷クラシックバレエ連盟との共催によるバレエ公演、区内の小中学校や施設でのコンサート、「せたがや名曲コンサート」など、地域文化への貢献に努めている。 

 団員募集:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ファゴット、トランペット、トロンボーンのオーケストラ経験者は、ことに歓迎(フルート、オーボエは募集なし)。 練習日は毎週金曜と奇数週土曜の夜。 
 お問い合わせ:070-6524-3518  http://setagaya-phil.net/

世田谷区民合唱団(せたがやくみんがっしょうだん)(合唱)
 作曲家、故芥川也寸志氏の呼びかけによる「世田谷区第九を歌う区民の会」を母体に1989年結成。2008年に創立し20周年を迎えた。年1回開催する「定期演奏会」を中心に、「せたがや名曲コンサート」、「せたがや歌の広場」、「フリーステージ」、「くらしっく音楽三昧」、「東京都合唱祭」、世田谷区海外姉妹都市での「親善演奏会」、福祉施設における「おたのしみコンサート」など幅広い活動を通して、地域や海外との交流に努めている。

 団員募集:特に男声は歓迎。練習日は毎週水曜日の夜。
 お問い合わせ:03-3429-0903  http://setagayakumin-chorus.com/

出演者プロフィール
公演名 世田谷フィルハーモニー管弦楽団・世田谷区民合唱団
せたがや名曲コンサート
音楽監督 池辺晋一郎
日時 2010年2月7日(日)14:00〜16:00(開場13:30)
会場 昭和女子大学 人見記念講堂
  東京都世田谷区太子堂1-7
   東急田園都市線「三軒茶屋」駅南口A出口より徒歩7分
   東急世田谷線「三軒茶屋」駅より徒歩10分
   東急バス・小田急バス「昭和女子大学前」下車徒歩1分
地図はこちら
出演者 田中良和(指揮)、山田英津子(ソプラノ)、清水華澄(メゾ・ソプラノ)、
児玉和弘(テノール)、友清崇(バリトン)、
世田谷フィルハーモニー管弦楽団、
世田谷区民合唱団(合唱指導:金川明裕)
曲目 交響曲第九番 ニ短調[合唱付き]:ベートーヴェン
交響譚詩:伊福部昭
入場料 一般:2,500円(小学生以上)
世田谷区民・劇場友の会:2,000円(前売りのみ)
全席自由・消費税込み
発売開始日 2009年11月15日(日)
チケット申込 世田谷パブリックシアターチケットセンター
電話:03-5432-1515(10時〜19時 年中無休)
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階
(携帯サイトhttp://setagaya-pt.jp/m/)
主催 財団法人せたがや文化財団 音楽事業部
後援 世田谷区
協力 松本記念音楽迎賓館、(株)世田谷サービス公社、
エフエム世田谷、(有)太子堂楽器店

 

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