せたがやの演奏家シリーズvol.2
苅田雅治と仲間たち 〜クヮトロ・ピアチェーリ演奏会〜
2009年3月7日(土) 15:30開演 北沢タウンホール

 世田谷区在住の演奏家を中心に行われる室内楽演奏会シリーズの第2弾として、チェロ奏者苅田雅治を中心に弦楽四重奏団クヮトロ・ピアチェーリの演奏会をお贈りします。
 クヮトロ・ピアチェーリは、日本のオーケストラや室内楽の分野だけでなくソリストとしても活動し、古典から現代作品まで、幅広く豊かな演奏経験を持ち合わせた、大谷康子(第1ヴァイオリン)、齋藤真知亜(第2ヴァイオリン)、百武由紀(ヴィオラ)、苅田雅治(チェロ)の4人により2005年秋に結成された弦楽四重奏団です。
 ちなみに、今回のプログラムにある池辺晋一郎作曲の「ストラータV〜弦楽四重奏のために〜(1995)」は、1995年11月に初演した際にも、百武由紀、苅田雅治が参加しています。


出演者プロフィール
クヮトロ・ピアチェーリ写真
◆クヮトロ・ピアチェーリQuàttro Piaceri

  大谷康子、齋藤真知亜、百武由紀、苅田雅治の4人による弦楽四重奏団。カルテットの活動を通し、室内楽の楽しさ、醍醐味を伝えていこうと、イタリア語で、「喜び、楽しみ」という意味を持つ「ピアチェーレ(piacere)」ということばをグループ名に掲げ、2005年に結成した。1年近い準備期間を経て、2006年3月日本演奏連盟主催「都民芸術フェスティバル(室内楽シリーズ)」ではじめて聴衆の前に登場、デビューコンサートながら、練り上げられたアンサンブルで高い評価を得た。同年秋から、「ショスタコーヴィチ・プロジェクト」と名付けた年2回の定期演奏会をスタートさせた。ショスタコーヴィチの全15曲の弦楽四重奏曲に取り組むと同時に、毎回、ショスタコーヴィチ以外の海外の作曲家、日本人作曲家の作品を各1作紹介し、弦楽四重奏曲における現代作品のレパートリーの拡大と普及につとめている。

大谷康子写真 大谷康子( おおたに やすこ) (第1ヴァイオリン)

 東京芸術大学、同大学院博士課程修了。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席コンサートマスターを経て、現在、東京交響楽団ソロ・コンサートマスター。リサイタル、オーケストラとの共演、テレビ、ラジオなどへの出演、室内楽、現代音楽などあらゆる分野で意欲的な活動を行っている。一夜で3つの協奏曲を演奏した1988年の演奏会やサントリー大ホール満員の聴衆を魅了した1999年のリサイタルなどは大きな話題となった。本年9月20日にも同ホールでリサイタルを開催した。CDに、「椿姫ファンタジー」、無伴奏作品を集めたCD「深紅のシャコンヌ」等がある。東京音楽大学教授。http://www.yasukoohtani.com/

齋藤真知亜写真 齋藤真知亜 (さいとう まちあ) (第2ヴァイオリン)

 東京芸術大学卒業。1986年NHK交響楽団に入団し、現在第1ヴァイオリン・フォアシュピーラーをつとめる。1991年初リサイタル。自主企画リサイタル「Viologue(violin+dialogue)」の他、松浦宏臣(Pf)らとの「トリオ・メルヴェイユ」、「Matthias Musicum Ensemble」など、ソロ、室内楽の分野において全国各地で演奏する他、指揮者としてジュニア・フィルの指導、自らの馬頭琴・口琴演奏を織り込んだコンサートなど、幅広い音楽活動を行っている。CDに、「シェーンベルク/月に憑かれたピエロ」(TaRaGaレーベル)他がある。東京音楽大学非常勤講師。

百武由紀写真 百武由紀(ひゃくたけ ゆき) (ヴィオラ)

 東京芸術大学卒業、同大学院修了。1975年デビュー・リサイタルを開催。以後、現在に至るまで、オーケストラ、室内楽、ソロで多くの演奏会、録音の場で活躍している。1999年まで東京都交響楽団に在籍し、首席奏者をつとめた。カール・ライスター、ウルリッヒ・コッホ氏等外来演奏家とも共演も多い。邦人作品、現代曲の初演も多数手掛けており、1999年日本音楽コンクール作曲部門の演奏に対して、審査員特別賞を受賞。現在、東京シンフォニエッタメンバー。愛知県立芸術大学で教授をつとめる他、東京芸術大学、東京音楽大学等で教鞭をとる。http://www001.upp.so-net.ne.jp/saban/yuki/yuki.htm

苅田雅治写真 苅田雅治(かんだ まさはる) (チェロ)

 桐朋学園大学で井上頼豊氏に師事。1973年第42回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。1982〜90年東京都交響楽団首席チェロ奏者をつとめる。1982年よりニューアーツ弦楽四重奏団に参加し、団として、1992年第4回飛騨古川音楽大賞奨励賞、1994年度文化庁芸術祭賞、1994年度第13回中島健蔵音楽賞を受賞した。個人としても1992年度第11回中島健蔵音楽賞を受賞している。国内の主要現代音楽祭に常時出演しており、独奏者としての評価も高い。現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学講師。

公演名 せたがやの演奏家シリーズvol.2
苅田雅治と仲間たち 〜クヮトロ・ピアチェーリ演奏会〜
音楽監督 池辺晋一郎
日時 2009年3月7日(土) 15:30〜17:30 (開場15:00)
会場 北沢タウンホール
世田谷区北沢2-8-18
小田急線・井の頭線「下北沢」駅、南口徒歩5分
地図はこちら
出演者 大谷康子(ヴァイオリン)
齋藤真知亜(ヴァイオリン)
百武由紀(ヴィオラ)
苅田雅治(チェロ)
曲目 「ゴールドベルク変奏曲」弦楽トリオ版:J.S.バッハ
「ストラータV〜弦楽四重奏のために〜(1995)」:池辺晋一郎
「弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110」:D.ショスタコーヴィチ
※以上の演奏曲は予告なく変更になる場合があります。
入場料 一般:2,000円(大学生以上)
世田谷区民・劇場友の会:1,800円(前売りのみ)
子ども:1,000円(小学生〜高校生)
未就学児童入場不可
全席自由・消費税込み
発売開始日 2008年12月2日(火)
チケット申込 世田谷パブリックシアターチケットセンター
電話:03-5432-1515(10時〜19時、年中無休)
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階
主催 財団法人せたがや文化財団 音楽事業部
共催 世田谷区
協力 松本記念音楽迎賓館、アクティオ(株)、
(株)世田谷サービス公社、 エフエム世田谷、(有)太子堂楽器店

 

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